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栄養士|“とりあえず委託”で3年と思っているならいますぐ転職すべき理由

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あなたが給食委託会社に就職したのはなぜですか?

その会社で精一杯頑張って、生涯その会社でキャリアを積んでいきたいと思ったから?

ほとんどの方の場合はこうでは無いでしょうか?

・就職が決まらなかったから、“とりあえず委託”で3年頑張ろう
・“とりあえず委託”で働きながら転職先を探そう
・給食の現場を知るために“とりあえず委託”で3年働いてみよう

“とりあえず委託”に就職したのなら、ほとんどの方は大変な思いをしていることと思います。

朝は早く、夜は遅く、毎日が献立・発注・現場での調理作業・契約先の栄養士とのやりとりなどに追われる日々。

休みは少なくて年末年始やゴールデンウィークも仕事。

それでいて給料はそれなり。

疲れ果てた挙句に「栄養士ってなんだろう?このままでいいんだろうか?…でも3年は頑張ろう!」と、頭に十円ハゲができるほどのストレスを受けながら必死に頑張っていませんか?

周りからの目や、面接の時に退職理由を聞かれたらどうしようなんてことを考えると、ついつい「3年は頑張ろう!」と、頭の中に浮かんだ“転職”と言う言葉を打ち消してしまいがちですよね。

私自身も入社してすぐに、「いますぐやめたい!」と思った事があります。

入社してすぐにやめるのは格好悪いとか、社会不適合者だなどと考えて、必死で仕事を続けた事がありますが、今になって思えば全く無駄な時間だったと感じています。

きっと、今のあなたも私と同じように「入社後すぐに退職する=ダメ人間になってしまう」という不安を少なからず抱えていると思います。

そのようなあなたに理解しておいてほしいのが、入社してすぐ退職すること自体は決してダメなことではないということです。

このサイトでは“とりあえず委託”で3年は頑張ろうと思って就職した方へなぜすぐに転職を進めるのかを、新卒で給食委託会社に就職した人の転職にまつわる実例を交えて紹介します。

私が管理栄養士をやめた理由|栄養士の仕事を続けるのは何のため?辞めてよかった私の体験談私は4年制の大学を卒業し、初めての管理栄養士国家試験に合格しました。 大学卒業後はずっと管理栄養士と勤めてきましたが、現在は会社勤...

就職しやすい給食委託会社の実情

給食委託会社の栄養士・管理栄養士の求人倍率はそれほど高くありません。

給食業界は「いつも欠員がある状態」で、むしろ就職しやすい業界になっています。

このため、希望の就職先に決まらないと“とりあえず委託”でキャリアを積もうと就職するケースが多く見られます。

求人倍率が低いのはなぜ?

でも良く考えてもみてください!

いつも求人が出ている・求人倍率が低いということは、それだけ離職率も高いということです。

離職率が高いのはなぜか?

理由の一つは過酷な仕事内容の割に給料が安い。

そしてもう一つの理由が、栄養士や管理栄養士として働くことを夢見る人にとっては、あまりに仕事内容のギャップが激しいことにあります。

給食委託会社の職歴ではうまくいかない転職事情

ここで私の友人が転職した際の一例を紹介します。

彼女は4年制の管理栄養士養成大学を卒業後に大手の給食委託会社に就職しました。

3年働いて転職しようと思っていたそうですが、あまりの給料の安さにアルバイトをしながら頑張ったそうです。

彼女は受験した1回目の管理栄養士の国家試験にも合格していますが、それでもダブルワークをしないと、生活はできるけど楽しみのためのお金は無い程度のお給料だったそうです。

転職活動を始めてみたが・・・

彼女は3年間給食委託会社で働いた後、病院で働く管理栄養士を夢見て転職活動を始めました。

しかし受けても受けても結果は不採用

 

つばめ
つばめ
採用されるのはこれまでも病院で働いたことのある人だったそうです。

給食委託会社で3年働いても即戦力とみなされない現実

中途採用ををおこなっている企業側はほとんどの場合、即戦力を求めています。

残念ながら、給食委託会社に勤務した3年間は即戦力とはカウントされないという現実が浮き彫りになったのです。

職歴にならないのに続ける意義はあるのか?

「現場を知る」ことはもちろん大事ですが、その先病院の栄養士や管理栄養士として転職しようと考えているのなら、病院への転職の際に職歴としてプラス評価されない仕事を続ける必要はあるのでしょうか?

病院などによっては新入社員の栄養士は3ヶ月程度厨房に入って調理の現場を体験させるところもあります。

そのような制度を設けていなかったとしても、どうしても現場を知りたい意欲があるならば、お願いすれば大抵の場合は1週なり2週間なり現場の栄養士としての経験を積ませてもらえるはずです。

給食の現場を知るチャンスは自分で作ろうと思えばいくらでも作れるのです。

そう思うと「“とりあえず委託”で3年頑張ろう」と自分に言い聞かせながら続ける必要は無いように思えます。

委託と施設の栄養士はわかりあえない?

これは私が介護老人保険施設で勤務していた際の委託側の栄養士の話です。

彼女は栄養士として給食委託会社で働いていましたが、いずれ施設側の栄養士になりたいと夢見ていました

そのために働きながら管理栄養士国家試験の勉強をし、見事に合格!

国家資格取得後は、意気揚々と転職活動を始めました。

やはり求められるのは即戦力

彼女は介護老人保険施設での勤務を希望していました。

 

つばめ
つばめ
「介護老人保険施設の委託側にいた栄養士が、介護老人保険施設の施設栄養士に応募」と言うと、なんとなくスムーズな感じがしますが、この場合もなかなかうまくいきませんでした。

介護老人保険施設の栄養士と言うとほとんどが一人体制の現場となるため、中途採用で経験の無い人の就職はハードルが高くなっているように感じます。

※中途採用で募集している場合は、どうしても即戦力を求めている感じがします。

給食委託会社に所属し栄養士として働いていたと言う職歴も、即戦力とはカウントされていませんでした。

現場を知っていても・・・

何社も受けた後にやっと採用が決まりましたが、残念ながらそこは訳あり物件でした(詳細は別記事で)。

なんとか転職を決めた彼女の印象的な言葉があります。

「施設側の栄養士と委託側の栄養士は永遠に分かり合えない」

私は一緒に働いていた当時、彼女の資格取得も転職活動もものすごく応援していました。

頑張り屋の女性だったし、何よりも現場をよく知っている子だから、きっと施設側の栄養士になった時にうまくやっていけるだろうと思ったからです。

しかし実際に施設側の栄養士になってみたものの、やはり「施設側の栄養士と委託側の栄養士は永遠に分かり合えない」というのです。

立場が違えば見え方が違う

それぞれ企業体が違うので当然のことですが、施設側の栄養士と給食委託会社の栄養士が見ているものは全く違うものです。

立場が違えば求めるものや目指すものが違います。

実際に給食委託会社で働いていたことのある彼女でも、「永遠に分かり合えない」かった委託の仕事を、3年間も続ける意味はなんなのでしょうか?

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転職をする前に将来の自分を見つめなおすこと

忙しい毎日を送っていると、一度立ち止まって自分の人生を考えなおすことは大変なことです。

しかし“転職”と言う言葉が頭をよぎっているのなら、落ち着いて将来の自分を見つめ直すことはなにりより大切です。

つばめ
つばめ
実際に辞めた後に「辞めなければよかった」と後悔しないようにするためにも、将来のビジョンを持ちましょう。

なにも給食委託会社で働く事がいけないわけではありません

給食委託会社でやりがいを見つけ、キャリアを積んでいる女性もたくさんいます。

あなたのやりたい事やあなたに必要な事がそこにあるのか・ないのかが大切です。

そこにあなたの将来のビジョンに沿ったものがあるのなら、当然続けるべきです。

しかし次のキャリアのために“とりあえず3年”委託で働こうと思っているのなら、本当にその3年が必要なのかどうか改めて考えてみましょう

ほとんどの人が寿退社・他職種へ転職

私の知っている栄養士の大部分は給食委託会社で働いた後に、次のような道をたどっています。

・キャリアを積むために辛い給食委託会社で3年も頑張ったのに疲れ果てて寿退社をし、専業主婦やパートになる
・栄養士という仕事に幻滅して栄養士とは全く違った分野の仕事をする

ほとんどの人が栄養士の世界から離れていってしまうのです。

事実栄養士資格をっているにもかかわらず、その職種についていない人は数知れません。

栄養士の仕事は本当はとても楽しく、やりがいのある仕事です。

しかし給食委託会社の栄養士として働くとなると、労働環境は決っして良いものではありません。

朝5時に出勤し、朝食を提供したと思ったらすぐに昼食の時間がきて、「ひと段落した」と思ったらもう帰る時間。

でも・・・

・まだ発注の作業が終わっていない
・献立を出さなくちゃ
・昼食のクレームが来た

いつまでも帰れずにプライベートの時間も持てない・・・。

そんな生活を3年間も続けて、栄養士という仕事に幻滅する前に次のステップへ進んでみるのも選択肢の一つです。

もう嫌だ!栄養士しんどい・疲れた!と思った時に肩の力を抜くコツ栄養士になりたての頃って本当にストレスだらけですよね。 他の業種との人間関係やどう進めていいのかわからない膨大な業務。 栄養...

さいごに

私自身も入社してすぐに、「いますぐやめたい!」と思った事があります。

入社してすぐにやめるのは格好悪いとか、社会不適合者だなどと考えて、必死で仕事を続けましたが、過去の自分を振り返って思うのは、「なんて無駄な時間だったんだろう」ということ。

すぐに仕事を辞めることは決死悪いことではありません。

やりたくもないつらい仕事を3年間も我慢して続けるなんてもったいない!

キャリアの積み方は何も、一つの仕事を長く続けることだけではないはずです。

「3年」という期間にとらわれず、もっと自由に自分の将来を考えてみませんか?

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