管理栄養士のリアルな現場 PR

私が管理栄養士をやめた理由|栄養士の仕事を続けるのは何のため?辞めてよかった私の体験談

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私は4年制の大学を卒業し、初めての管理栄養士国家試験に合格しました。

大学卒業後はずっと管理栄養士と勤めてきましたが、現在は会社勤務をやめ、フリーの管理栄養士として働いています。

「どうして管理栄養士としての会社勤めをやめたのか」

・・・一言では言い難いですが、気になる方はちょっとお付き合いくださいね。

本当に管理栄養士をやめていいの?心の葛藤・・・

私は4年制の大学に通い管理栄養士の資格を取得しました。大学の学費は年間約130万円。

この他に私は親元を離れて一人暮らしをしていたので、それらも合わせると管理栄養士の資格を取るまでに4年間で約1,000万円の費用がかかったことになります。

つばめ
つばめ
就職して自分でお金を稼ぐようになると、どれだけ多額のお金を親に払ってもらったのかをひしひしと感じますよね。

それだけお金をかけ、4年もの時間を投資して得た“管理栄養士国家資格”なので、そう簡単には捨てられずにいました

 

私はこれまで3つの職場で働いてきましたが、どれも“管理栄養士”としての採用でした。

やはりこの“資格”の力は偉大で、“管理栄養士の国家資格”をなかなか捨てられずにいたんです。

つばめ
つばめ
きっと今のあなたも、以前の私と同じように「もう管理栄養士辞めたい!!」と思っているものの、資格が足かせとなって一歩を踏み出せずにいるのではないでしょうか?

 

私はこの「資格」という足かせを外すために、考え方を変えることにしました。

 

管理栄養士の資格ってそんなにすごいのか!?

資格を持っていると

食いっぱぐれなくていいよね?
資格を持ってて羨ましい

とか、こんな風に思われがちですよね。

実際どうなのかというと、

つばめ
つばめ
資格ってスゴイです!!

 

私は2度の転職をしていますが、転職はとてもスムーズで正社員としての仕事を切らしたことはありませんでした。

これはどちらも“管理栄養士国家資格”を持っていたために出来たことだと思っています。

とりあえずなんでもいいから正社員で働いていたいと言うのであれば、“資格”ほど役に立つものはないと思っています。

 

私はどうして管理栄養士をやめたのか

管理栄養士の仕事は外からは華やかな仕事のように思われがちですが、実際にしてみるとそうでもない場合が多いですよね。

私が「管理栄養士ってなんて不利な職種なんだろう」と強く思ったのは、板挟みにならざるを得ない職種だと思った時です。

“仕事の内容”と言うよりは“立ち位置”が嫌だった

私は管理栄養士の仕事自体は大好きです。でも管理栄養士っ大きな病院などでない限りどこに行っても大抵一人なんですよね。

私は施設で働いていた時、施設側とも委託側ともそれなりに上手くやっていました。でも何かしようとすると双方に交渉するのは私一人。自分で発案したことならともかく、施設側からの要望で何かしようとすると苦労するのは私一人。

まともな要望ならともかく、施設側から出る要望って大抵は現実を表面しか見ていない無理な要望だったり、管理栄養士の私からすると「そんなことしてどうするの?」と思う無意味なことばかりでそれを一人で一手に引き受けるのに嫌気がさしたんですよね。

栄養士の仕事に関わらず、板挟みになることは必ずあると思いますが、それを分かってくれる人が会社の中に全くいないってことが私には耐えきれませんでした。

 

すごく幼稚な理由ですが、ドストレートに包み隠さず言えば、

「ひとりぼっちに耐えられなかった」

ということww

 

施設側の人間は何をしてもいいのか?

夏祭りとか敬老会とかといったイベント事の時って、大抵は給食委託会社は赤字覚悟で普段は使わない食品を使ったり、品数を増やしてくれたりと奮発してくれますよね。

ただでも赤字覚悟でやっているんです。

それを施設側の人間は、「鯛の刺身を出せ」だの「あれもこれも委託に買わせろ」だのと一切協力する気配なし。

予算を組んでくれと言っても、「今まではこうしてきた」「委託が買うものだ」の一点張り。

この辺は働く会社の体質にもよるところですが・・・。

私の働いていた施設は私が入社した時点で10年以上給食委託会社が変わっていなかったんですね。

給食委託会社は10年以上委託費や食材費の値上げを一切してきていなかったんです。

10年経てばどれだけ物価が上がっていることか・・・普通の人は想像できますよね?

私は施設側の人間でしたが、それでも「委託をなんだと思っているんだろう?」って、会社自体の考え方や振る舞いを理解することができませんでした。

 

私の交渉力の無さ故やむなし

会社からお金を出してもらいたいと思う以上、私はまず管理栄養士として稼ぐことを考えました。

それまでとっていなかった加算を取るようになり、栄養科からの収入はその加算だけでも年間200~300万くらい上がったはずです(入社時点でかなりズボラな感じで、ほとんど加算を取れていない状態でした)。

つばめ
つばめ
一方、私の給料は1年間勤務後月額で2,000円くらい上がりました・・・・笑うしかないww

 

よくある事ですが、どんなに会社に利益をもたらしても、お給料への還元はほとんどありませんww

私としては「これだけ稼いだんだから、せめてイベントごとくらい予算を組んでほしい」と言う思いで交渉してきました。

しかし私の交渉力のなさもあり、結局は「施設側の人間なんだから施設の利益を考えろ。委託に出させろ。委託にやらせればいい。」とそんな感じ。

 

私のいた施設はトップがコロコロ変わる施設で、信頼関係を築いても築いてもすぐ異動していなくなり、来るのは現場を知らない新米のトップばかり。

つばめ
つばめ
なんだかいい加減疲れ果てましたww

頑張って収入を増やしても自分には何も返ってこない・・・実績や達成感は残るけど、やはり頑張った分収入としてリターンのある仕事をしたいと思うようになりました。

 

管理栄養士を辞めたいけれど親の目が気になる…

「もう疲れた!管理栄養士やめよう!」と思ったものの、やはり気になるのは親の視線

親は大学を出て資格を取り就職が決まると、「もうこれで大丈夫」と大きく肩の荷をおろします。

 

つばめ
つばめ
そんな姿を見てしまうと、大金を払って取った管理栄養士(栄養士)の資格を捨ててしまうことってなかなか出来ませんでした。

 

でも嫌だ嫌だと思いながら働き続けるなんて辛すぎませんか?

親は資格を活かして仕事をして欲しいと思っているんじゃなくて、あなたに幸せに暮らして欲しいだけなんですよね。

そう、みんなわかっているんです。

でもどうしても“資格”と言うものに囚われてしまうんですよね。

私は「幸せに暮らして欲しい」と言うところに視点を移しました。

私が毎日楽しく暮らせていれば、親は文句は言わない、安心してみていてくれる。

このために管理栄養士として会社で働く事に固執する必要はないんですよね。

私は管理栄養士として会社で働く事ではなく管理栄養士として自由に稼ぐ事を考えました。

管理栄養士の働き方って無限大、何も会社で働く事だけが管理栄養士ではないんです!

 

フリーの管理栄養士となった今

会社に所属する事をやめ、今はフリーの管理栄養士として働いています。

収入は退職前の1/4くらいなので、激減しました。

つばめ
つばめ
地道に続けることで、会社勤めをしていた時の半分くらいは稼げるようになってきました!

でも“やりがい”は退職前と比較にならないほど激増

正直言って、毎日こんなに真剣に仕事をしているのは人生で初めてですww

私が主にやっているのは2つ。

・ダイエットのアドバイス(サプリメント販売)
・ブログ運営(このサイト以外に2つのサイトを持っています)

どちらも退職前からやっていた事で、退職後に本格的に始動しました。

収入は減ったけど、自分がした事がうまくいった事もうまくいかない事も全部がそのまま自分に返ってくる今が楽しくて仕方ありません!

私は主人がいてくれるおかげで生活できているので、そう言った生活していける環境がない場合は闇雲に会社に所属する仕事を辞める事はおすすめしません。

生きていくためには綺麗事なんて言ってられない!

絶対にお金は必要です。

▼退職前からコツコツ副業しておくことをおすすめします
管理栄養士の副業|在宅でもできる資格を活かした収入源あなたはあまりの栄養士(管理栄養士)の給料の少なさに、「副業」を考えたことはありませんか? 会社の収入が上がればいいけれど...

 

何が嫌なのかを明確にする

あなたが私と同じように「もう管理栄養士辞めたい!!」と思っているのなら、まずは『何が嫌なのか』をよく考えて“これから”を探ってみるといいと思います。

・管理栄養士自体が本当に嫌なのか
・管理栄養士として働いているフィールドが嫌なのか
・今いる会社が嫌なのか

私は管理栄養士の仕事が嫌なのではなく、会社に所属して縛られた中で仕事をするのが嫌でした。

自分が「会社の利益だけを考えて会社のために頑張ろう!」なんて思える人間だったらどんなに楽だっただろう?と思います。

 

あなたができる仕事は栄養士だけじゃない!

病院の管理栄養士をしているあなたが嫌なのが働いているその病院なら、違う病院へ転職するという選択肢があります。

病院の管理栄養士ではなく、本当は食育に携わりたかったというのであれば、保育園や学校で働く管理栄養士に転職するという選択肢もあります。

管理栄養士自体が嫌なのであれば、全く違った職種への転職も可能です。

私のように管理栄養士自体は好きだけど、会社に所属して縛られるのが嫌だというのであれば、自由に仕事をしていく為の準備をしていかなければなりません。

つばめ
つばめ
嫌だ嫌だと思いながら働き続けるなんて辛すぎます。

管理栄養士として働くことを迷っている場合は、何が嫌なのか具体的に探ってみるといいですよ。

 

余談ですが私は今はほとんど主人に養ってもらっている状態なので、もっと仕事を成功させて将来的には主人を養ってあげるのが目標です(^ ^)b

 

今の仕事を辞めるのも選択肢の一つ|退職前にやっておくべき3つのこと

先ほども言いましたが、絶対にお金は必要なものです。

生活する収入がなくなってはどうしようもないので、闇雲に仕事を辞めることはお勧めしません。

ここでは退職を考えている場合に準備しておいてほしい3つのことを紹介します。

準備①副業を始める

管理栄養士の副業|在宅でもできる資格を活かした意外な収入源】では様々な副業を紹介していますが、すぐに収入になるものから、収入になるまでは時間がかかるけれど実力をつければ会社勤めよりも多くの収入を得られる仕事まで幅広く紹介しています。

まずは今の会社に勤めながら、少しでも収入を得られる環境を作っておくと安心です。

準備②できるだけ貯金しておく

お金はあって困るものではありません。むしろないと大変な思いをします。

もし今あなたが仕事が辛くて辞めたいと考えているなら、少しでも多く貯金しておくと安心です。

貯金はできないできないと思っていても、意外と貯金は簡単にできるものです。

貯金したいのにできない・全くお金が貯まらない、そんなあなたがまずやるべきこと】では、貯金できない場合にまずあなたがすべきことを紹介しています。

貯金体質になって、いざと言う時に備えておきましょう。

準備③良い仕事の情報を見逃さない

管理栄養士・管理栄養士以外の職種など本気で転職を考えているのなら、いずれにしても良好な求人情報を見逃さないようにすることが大切です。

チャンスを見逃さないよう、転職サイトに無料登録しておきましょう。

ちなみにdodaでは新着求人が毎週更新月曜・木曜日に更新されるので、常に新しい求人を探すのに便利です。

他にも転職会議はたらいくなど、仕事を続けながら求人を見れるサイトはたくさんあります。

突然仕事を辞めてしまうのはあなたにとって不利です。

早かれ遅かれ転職を考えているのなら、dodaなどの様々な求人サイトで新しい求人情報に常に目を向けておきましょう。

 

つばめ
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おすすめの転職エージェントの特徴をまとめておきますね。

 

資格にこだわらず本気で転職を考えるなら

リクルートエージェント

リクルートエージェントは求人数、転職支援実績、顧客満足度No.1の業界最大手の転職エージェントです。

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自分で求人を探してみたいという場合にも、1人での転職活動は不安だと感じる場合にも、それぞれあなたに合った転職活動をしやすいのが特徴です。

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正社員での職歴がない(またはほとんどない)20代前半での転職なら

ウィズキャリ

 

最後に・・・

1日の大部分の時間を過ごす職場が、あなたにとって本当に嫌な場所であるとすれば、それは辛すぎます。

無理しすぎないように、ストレス発散をしながら、どうしたらいいか考えてくださいね。